コンピュータゲームの歴史を学術的に取り上げる世界初の国際会議「ヒストリー・オブ・ゲーム(ゲームの歴史)」が2013年6月21日から2013年6月23日まで、カナダのモントリオールで開催される。主催者は論文の投稿を広く呼びかけている。

本会議はエスペン・オーシェト氏(コペンハーゲンIT大学)、ライフォード・ギンス氏(ストニーブロック大学)、ヘンリー・ローウッド氏(スタンフォード大学)、カール・セリエン氏(モントリオール大学)によって主催される。

主催者では「関係者の強い祈願にもかかわらず、ゲーム史が学術的に論じられる機会はこれまでなかった」とし、本会議が「学術界と産業界、そして博物館の学芸員を結び、それぞれの役割について改めて自覚するための機会を提供する」としている。

会議は▽歴史を紡ぐ(歴史編纂、方法論、課題、遊び方に関するフレームワーク)▽歴史と働く(博物館や図書館との協力体制、保存と収集、ゲーム史の研究方法)▽歴史を語る(ゲームに関する歴史的著述の可能性、学術的な記述、展示、ジャーナリズム、公共的なプロジェクト)--という3つのトラックで進行し、それぞれに基調講演が行われる。他に論文発表やラウンドテーブルなども予定されている。

論文の投稿には1,000ワード以上の応募書類(タイトル、著者名、所属、経歴、20分以上の論文発表に向けたシノプシスを添えること)を必要としている。締め切りは2012年12月15日。

「ゲームの歴史」国際会議記事

https://depts.washington.edu/critgame/wordpress/2012/09/cfp-the-history-of-games-international-conference-montreal-canada-621-623-2013/