ビデオメーカーのバンダイビジュアルと制作会社サンライズは1月12日、東京・東品川のバンダイナムコ未来研究所 ファンシシアターで「コードギアス ニュープロジェクト発表会」を開催し、2012年以降に展開するシリーズの概要を発表した。『コードギアス 反逆のルルーシュ』は2006年に放送を開始した人気シリーズ。第2シリーズ『コードギアス 反逆のルルーシュR2』の放送終了から3年以上が経過してのプロジェクト発表は、『コードギアス』という世界を「点」から「線」、そして「面」へと展開していく狙いがあるという。

「コードギアス ニュープロジェクト」が目指す、「点」から「面」へという展開は、つまり「作品単体がある状態」から「世界観の広がりのなかで自在に“点=作品”を設定できる状態」ということだ。アニメの世界で、一定の世界観を共通させながら(メディアをまたいで)自在に作られている作品というと、同じくサンライズ制作の『ガンダム』シリーズが筆頭にあがる。つまり「コードギアス ニュープロジェクト」の目指すところは、ヒット作『コードギアス』を、『ガンダム』シリーズのような広がりを持ったひとつの世界観へともう一段階成長させようということだと考えられる。

『ガンダム』は第1作の放送直後に、熱心なファンや雑誌媒体を巻き込んだ、いわばボトムアップの形でより精緻な世界観が形作られ、その後のシリーズのベースとなった。その後、シリーズが継続し、さらにゲームなどを制作することで、『ガンダム』という世界は徐々に「点」から「線」、「線」から「面」へと広がってきた。それは意図的な部分もあったが、そうでない部分も少なからずあった。「コードギアス ニュープロジェクト」は、そうした作品世界の拡張をある程度意図的に仕掛けていこうというものだ。もちろん、『ガンダム』のころとは時代が変わっているから、その「拡張」の手段も現代のファンの求めるものに即したものになっている。

各プロジェクトの成否もさることながら、それぞれのプロジェクトがどういうケミストリーを起こして、『コードギアス』の世界を拡張させることができるのか。これが成功すれば、アニメ業界は『ガンダム』に次いで、「世界観」で展開できる作品を手に入れることになる。その点に注目したい。

発表されたプロジェクトは以下通り。

1.新作『コードギアス 亡国のアキト』が制作中

2012年夏に劇場10館にてイベント上映。数話にわたるボリュームになるとのこと。

2.mobageにてゲーム化
3.絵本付きOVA「ナナリーinワンダーランド」やDVD-BOX発売

4.舞台版(LIGHT ACT)『コードギアス 反逆のルルーシュ 騒乱前夜祭(イヴ)』
4月7日から上演される舞台版。

5.ミュージカル『コードギアス 反逆のルルーシュ 魔人に捧げるプレリュード』
6月28日から上演される。オール男性キャスト。

6.新出版企画『双貌のオズ』と好評連載中『漆黒の蓮夜』
現在連載中の谷口悟朗&たくま朋正コンビの『漆黒の蓮夜』に加え、『双貌のオズ』がホビー誌と漫画誌で展開される。『オズ』は新ナイトメアフレームとその商品化(魂ネイションズ)と連動した企画。
7.サミーでパチスロ化
8.『コードギアス 反逆のルルーシュ』映画化という“夢”
 

河口佳高・湯川淳両プロデューサーは、2人の夢として『反逆のルルーシュ』の映画化を紹介。現在「企画始動」の段階であることを明かした。

「コードギアス ニュープロジェクト発表会」(公式ブログ)

http://geass.at.webry.info/201201/article_1.html

劇場版企画も「コードギアス」ニュープロジェト発表会開催(アニメ!アニメ!ビズ)

http://www.animeanime.biz/all/121133/