平成29年度文化庁メディア芸術連携促進事業の一環として、一般参加型シンポジウム「マンガ〈原画〉のアーカイブに向けて」が開催されます。

【シンポジウム】
テーマ:「マンガ〈原画〉のアーカイブに向けて」
開催日・時間:2018年2月10日(土)13:00~16:00
会 場:京都国際マンガミュージアム 1階 多目的映像ホール
    (京都府京都市中京区烏丸通御池上ル、京都市営地下鉄 烏丸御池駅徒歩3分)
出演者:大石卓(横手市増田まんが美術館)
    ヤマダトモコ(明治大学 米沢嘉博記念図書館)
    表智之(北九州市漫画ミュージアム)
    吉村和真(京都精華大学)
    イトウユウ
    (京都精華大学国際マンガ研究センター/京都国際マンガミュージアム)
主 催:文化庁
    京都精華大学国際マンガ研究センター/京都国際マンガミュージアム

マンガが公的な文化として社会的に重視されている現代にあって、近年、その〈原画〉(=原稿)の価値にも注目が集まっています。
しかしながら、戦後マンガ文化を支えてきたマンガ家の逝去や出版不況の影響で、
従来の〈原画〉の保管基盤が、ここ数年急速に崩壊しつつあります。
また、海外においてマンガ原画は美術作品と見なされ、アーカイブの対象となっていますが、日本国内におけるその価値付けは、定まっているとは言えません。
その結果、廃棄されたり、海外を含め四散流出したりといった状況を招く可能性が小さくありません。
マンガ原画の価値をどのように評価し、それらをどのようにアーカイブするか、ということの議論は緊急の課題なのです。
このシンポジウムでは、同事業に参加したマンガ関連文化施設に、原画アーカイブの実践を報告してもらいます。
また、個人から公立文化施設までを想定したマンガ原画のアーカイブ――〈収集〉〈整理・保存〉〈利活用〉のタイプモデルを提案し、参加者含め議論をしてもらうことで、原画アーカイブのあり方や課題、ひいては原画の価値とは何なのか、ということを考えたいと思います。

※詳細は下記をご参照ください。

京都精華大学_2018年マンガ原画アーカイブシンポジウム