世界最大のゲーム開発者向け国際会議「GDC」(ゲームディベロッパーズカンファレンス)で、2013年3月25日から2013年3月29日までアメリカ・サンフランシスコで開催される「GDC2013」のセッション公開が始まった。2012年11月14日に公開された第一弾では、ビジネス・マーケティング&マネジメントトラックで2本、プログラミングトラックで1本の内容が明らかにされている。

GDCはPCゲーム開発者の知見共有を目的に「コンピューターゲームディベロッパーズカンファレンス」として1987年にスタート。1999年に家庭用ゲーム機を取り込む形で「ゲームディベロッパーズカンファレンス」と名称を変更した。現在は5日間で世界中から約20,000人の来場者を数え、GDC Europe(ドイツ・ケルン)、GDC Online(アメリカ・オースティン)、GDC China(中国・上海)と世界に拡大している。

今回公開されたセッションは、ボードゲームやカードゲームとモバイルプラットフォームの親和性などについて議論するパネルディスカッション「アナログゲームとデジタルゲームの美しさと融合の挑戦」、アイテム課金モデルについて議論するラウンドテーブル「基本プレイ無料、アイテム課金:仮想アイテムの勝利」、人気タイトルのビジュアル技法が明かされる「アサシンクリード3のレンダリング」だ。

また同じテーマで様々な角度から初心者向けに講義を行う「チュートリアル」セッションでは、ルーカスアーツ社のリードシナリオライターが主催する「ゲームライティングの基礎」と、インソムニアックゲームズ社のプログラマーらが登壇する「ゲームプログラマーのための数学」が公開されている。最終的にセッション数は400以上にもおよび、主要セッションについては日本語訳も予定されている。

またGDC2013ではチケット販売が開始されており、2012年12月6日まで、昨年度の参加者向けに50%のチケット割引が適用される「アルミニ・ディスカウント」が実施されている。一般向け早期割引の「アーリーバード」は2013年2月13日まで、オンライン割引が適用される「レギュラー」は2013年3月20日まで実施される。

GDC2013
http://www.gdconf.com/