千葉工業大学は、2012年5月22日より、東京スカイツリーの併設施設「東京ソラマチ」8階に「千葉工業大学 東京スカイツリータウンキャンパス」をオープンした。

同大学が開発中の原発災害用ロボット「Rosemary(ローズマリー)」や「ロボティックスクリーン」、「火星探査船操縦シミュレーター」、「ON THE FLY PAPER」などが常設展示される。

「Rosemary(ローズマリー)」は、同大学の未来ロボット技術研究センター(fuRo)が開発し、東京電力福島第一原子力発電所でも活動している災害用ロボット「Quince(クインス)」の後継機にあたるロボットで、がれきや階段の上を自在に動く姿を間近に見ることができる。

幅約16mにおよぶ「ロボティックスクリーン」では、巨大な壁面全体にfuRoがこれまでに開発したロボットの動く様子がCGで再現され、中央に置かれたiPadを操作して実際に開発に使われた3Dの設計データを好きな角度から見ることもできる。

その他にも、同大学の惑星探査研究センター(PERC)が監修した「火星探査船操縦シミュレーター」、テーブルの上に紙のカードをかざすと紙がまるでタッチスクリーンになったように映像が投影される「ON THE FLY PAPER」など、最先端の研究開発の成果と最先端のメディア技術を組み合わせたインタラクティブな展示が特長だ。

入場無料で開館時間は10時から18時まで。詳細はウェブサイトで見ることができる。

緒方 壽人

千葉工業大学東京スカイツリータウンキャンパス
http://www.it-chiba.ac.jp/skytree/