2013年より『テレビアニメ放送50周年展』を開催している杉並アニメーションミュージアムは2014年2月8日から23日まで、ミニ展示会『アニメソング創世記〜ソノシートで見るアニソンの歴史』を開く。ソノシートとは1960年代から1970年代にかけて使われた安価な薄いビニール製レコード。ソノシートは当時、子供たちがアニメソングに触れる貴重なメディアだった。同展示会ではソノシート70点以上を展示するほか、15日には当時の関係者を招いたトークイベントも行う。

ソノシートを開発したのは出版社の朝日ソノラマだ。絵本のようなパッケージと合わせて販売されたほか、雑誌の附録としてもよく使われた。展示会では『鉄腕アトム』『エイトマン』『オバケのQ太郎』などTVアニメ黎明期のソノシートを展示する。また
15日のトークショーは、朝日ソノラマでソノシートの企画・制作を行った橋本一郎氏を招き、当時の話を聞く。聞き手は、アニソン音盤の収集・研究などを行い、展示会にも協力しているファンサークル・レコード探偵団の水落隆行氏と、サントラCDの構成などで知られる腹巻猫氏の二人が務める。果たした役割の大きさに比して日の当たることの少なかったソノシートだけに、その全貌を垣間見られるよい機会となりそうだ。

トークイベントは15日13時30分より開場で、入場無料。1月25日15時よりメールにて申込み受付を開始する。詳細は公式サイトを参照してほしい。

杉並アニメーションミュージアム

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