2014年2月末から3月頭にかけて、全国で様々なゲーム関連のイベントが開催される。人材教育からシリアスゲーム開発、ゲーム研究まで領域が幅広く、例年にない盛り上がりようだ。参加方法や詳細などは各主催者まで。

2月22日・23日には東京・六本木ヒルズの株式会社グリー・セミナールームでシリアスゲームジャム(主催:東京工科大学メディア学部)が開催される。テーマは英語学習で、英語教育を志す人やeラーニング英語教材の研究者などが、ゲーム開発者と共同でゲーム制作に挑戦する。ゲームの企画書をあらかじめFacebookのグループページ上で参加者から募集し、投票によって選出するなど、従来のゲームジャムにないユニークな試みが行われている。

2月25日・26日には東京・中野サンプラザで専修学校フォーラム2014(主催:一般社団法人全国専門学校情報教育協会)が開催される。本年度は「第三段階における職業教育の位置づけ 〜諸外国の動向から〜 」をテーマに講演やパネルディスカッションを開催。文部科学省の委託事業についても19プロジェクトの成果報告があり、ゲーム分野では新潟コンピュータ専門学校が幹事校として登壇する。

3月4日には福岡市のアクロス福岡で九州大学シリアスゲームプロジェクト国際シンポジウム(主催:福岡市・九州大学)が実施される。基調講演は米マサチューセッツ州工科大学ゲームラボのフィリップ・タン氏が務め、ロコモティブシンドローム対策用のシリアスゲーム「ロコモでバラミンゴ」のデモ展示も行われる。本ゲームを通して転倒予防のバランス運動が手軽に楽しく行えるとしている。

3月8日には京都みやこめっせで国際会議「京都ゲームカンファレンス2014 〜ゲーム・スタディの諸相〜」(主催:立命館大学ゲーム研究センター)が実施される。テーマは「国際的なゲームのアーカイブとコミュニティ作り」「ゲームの<遊び>を再定義する」の二つで、米ストロング・ナショナル・ミュージアム・オブ・プレイ電子ゲーム史国際センター所長兼展示研究開発担当副社長のジョン-ポール C.ダイソン博士らが来日し、立命館大学の研究者と議論する。

3月9日・10日には、はこだて未来大学で日本デジタルゲーム学会2013年度年次大会(主催:日本デジタルゲーム学会)が開催される。基調講演は異色の観光コンテンツ「イカール星人」の生みの親として阪口あき子氏が「イカール星人の手下が語る!ヒットの裏側」、イグノーベル賞の受賞者として知られる塚田浩二氏が「日用品インタフェースと社会展開」と題して、それぞれ講演する。AI(人工知能)研究に携わるゲーム開発者・研究者の鼎談も予定されている。

シリアスゲームジャム

http://www2.teu.ac.jp/media/~kishimotoy/SeriousGameJam/

専修学校フォーラム2014


http://www.invite.gr.jp/news/2013/forum2014.htm

九州大学シリアスゲームプロジェクト国際シンポジウム

http://macma-lab.heteml.jp/html/sympo2/sympo2.html

京都ゲームカンファレンス2014 〜ゲーム・スタディの諸相〜

http://www.rcgs.jp/2014/02/201438.html

日本デジタルゲーム学会2013年度年次大会

http://digrajapan.org/conf2013/index.html