日本の伝統武術とバーチャルリアリティ(VR)技術などがコラボレーションする「東京タワチカ・ラボ ゲーム×武術×音楽×eコンテンツ」が2015年1月17日・18日、東京タワー地下1Fタワーホールで開催される。主催はゲームデバイス開発会社の響尤(きょうゆう)で、「ニコニコ動画」などを手がけたひろゆき(西村博之)氏も企画協力する。

響尤は宮本武蔵が興した兵法「二天一流」をベースに、判定用の電子チップを内蔵した具足「雷鳴Ψ(ぷさい)」を用いる格闘スポーツ「交陣們」の提唱者。エアーガンによる射撃体験と大型スクリーンのデジタル映像を組み合わせたアトラクション「ゴーストブラスト」を開発し、2014年にハウステンボスで展示も行った。代表の勝田晴美氏は「日本の観光地である東京タワーから新しい文化や取り組みを世界に発信していきたい」としている。

展示・出展は最新のVRコンテンツに加えて、伝統武術、大学での研究成果、音楽ライブなど、分野横断的・学際的な性格が強い点が特徴だ。▽「ゴーストブラスト」コーナー▽交陣們や隠密部族一族による伝統武術・文化の紹介▽東京電機大学・松浦研究室などの研究成果展示▽SYNCHLOiDによるライブパフォーマンス▽NPO法人オキュフェスによるVRコンテンツのデモ――などで、第17回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門で優秀賞に輝いた「プラモデルによる空想具現化」(池内啓人氏)も展示される。

2014年12月27日から2015年1月3日まで、同会場でプレイベント「NINJA SAMURAI FESTA」(主催:剣聖宮本武蔵継承二天一流東京支部)も開催される。「ゴーストブラスト」展示のほか、「江戸隠密 武蔵一族」によるイベントやワークショップ、「百鬼丸」氏による切り絵アート実演などが行われる。

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