2012年3月18日、東京藝術大学馬車道校舎にて、「コンテンポラリーアニメーション入門」の第9回講座が開催される。

「コンテンポラリーアニメーション入門」は、「現代映像プロデュース論」とならんで、東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻が2009年度より主催する目玉の公開講座のひとつである。同大学の教授である山村浩二氏がナビゲーターを務める同講座は、ヨーロッパを中心として大きく広がるアニメーション映画祭シーンにおける近年の重要な作家を日本に招くことで、現代の短編アニメーションの世界的な見取り図を共有しようとするもの。昨年度からは海外作家の招聘も始まり、これまで、プリート・パルン氏、オルガ・パルン氏、キャロライン・リーフ氏が招かれるなど、世界的な巨匠の創作論を聴くことができる貴重な機会ともなっている。

今回の第9回は、延期となった昨年11月の講座(イゴール・コヴァリョフ氏を招いておこなわれるはずだったもの)に代わって開催される。「感性と知性、ギル・アルカベッツ」というタイトルで、イスラエル出身、ドイツ在住のアニメーション作家ギル・アルカベッツ氏が講師となり、作品上映と講演、山村浩二氏とのディスカッションがおこなわれる予定である。

「コンテンポラリーアニメーション入門」は入場無料だが、メールでの事前予約が必要。3月5日から11日まで受付がおこなわれる。申込方法の詳細については公式ホームページに掲載されている。

コンテンポラリーアニメーション入門2011

http://animation.geidai.ac.jp/ca2011/