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メディア芸術データベースで学ぶデータサイエンス

データサイエンスを学ぶ学生・教員の皆さまへ

政府のAI戦略のもと、文理を問わず、すべての高等教育機関の学生が数理・データサイエンス・AIを学ぶことができる環境の整備が進められています。さらに2022年には「我が国が強みを有する文化産業等におけるAI利活用の促進」が具体目標の一つとして掲げられ*、マンガやアニメーションなどのコンテンツ領域においても、データやAI活用の人材育成に期待が寄せられています。

そこで本教材は、これからデータサイエンスを学ぼうとする学習者が、楽しみながらデータに向き合い、そこから得られる発見を共有する喜びを体験していただけるよう、文化庁が公開している「メディア芸術データベース」から、マンガ・アニメーション・ゲーム分野のデータを用いて開発されました。

教材はオンラインで公開され、いつでも、誰でも、無償で利用いただけます。ポイントをわかりやすく解説した動画も御用意しています。初学者向けデータサイエンスの教材づくりや講義をご担当の教員の方々や、自学習用の教材を求める学生の皆さまをはじめとして広くご活用いただければ幸いです。

*『AI戦略2022』(内閣府、令和4年4月22日)

本教材に対する詳しいご案内はこちら

教材構成

本教材シリーズは、データサイエンス初学者を対象に、Excelでできるデータ分析の基礎とビジュアライゼーションについて学べる全5コマで構成されています。 ウェブサイト上にテキストブック(解説書)とイントロダクション動画、サンプルデータセットが公開されていますので、どなたでも自由にブラウザからアクセスし、いつでも、どこからでも、すべて無償で御利用いただけます。

テキストブック

各動画の内容について、より詳しい解説をまとめたPDFを配布しています。
ハンズオントレーニングの際にぜひお手元でご活用ください。
全コマ分を収録したテキストブックは右のリンクボタンから一括ダウンロードいただだけます。

テキストブック一括ダウンロードボタン

サンプルデータセット

テキストブックで解説されているデータ分析を実践いただくためのサンプルデータセットを.xlsx形式および.csv形式で提供しています。このデータセットは、メディア芸術データベースから抽出したデータを成形したものです。また、学習者にとってもなじみやすい作品を含めること、データサイエンス初学者の方でも扱いやすいデータボリュームとすることを目的に、1990年~2017年までを対象期間としています。

  • 週刊少年誌.xlsx(週刊少年誌.csv)*コマ2で使用
  • ゲームパッケージ.xlsx(ゲームパッケージ.csv)*コマ3で使用
  • 月刊少女誌.xlsx(月刊少女誌.csv)*発展演習に活用ください
  • テレビアニメ.xlsx(テレビアニメ.csv)*発展演習に活用ください
データセット全4種一括ダウンロードボタン
  1. #1:メディア芸術×データサイエンスって誰のため?何のため?

    メディア芸術データベースとは何か、データサイエンスをすることで何ができるかについて解説します。文化振興、ビジネス、学術研究など、自分の専門分野や興味関心に応じて、データサイエンスを学ぶ意義への理解を促します。

    #1テキストブックPDFダウンロードボタン
  2. #2:データビジュアライズにチャレンジしよう~初級編

    マンガ分野を対象に、Excelのピボットテーブルを用いた集計・分析について解説しながら、データをビジュアライズすることの面白さを理解します。データはあらかじめメディア芸術データベースから抽出したサンプルデータセットを使います。

    #2テキストブックPDFダウンロードボタン データセット 週刊少年誌 .xlsx/.csv ダウンロードボタン
  3. #3:データビジュアライズにチャレンジしよう~応用編

    ゲーム分野を対象に、データから特徴量を設計し、分析を進めます。自分の興味関心や仮説立証のための分析と、データビジュアライズを通じて新たな発見が得られることを体験していきます。基礎的なテキスト解析にもチャレンジします。

    #3テキストブックPDFダウンロードボタン データセット ゲームパッケージ .xlsx/.csv ダウンロードボタン
  4. #4:MADBのデータは自由に使ってもいいの?

    データを扱う上で留意すべき事項について、著作権を中心に学びます。著作物やオープンデータとは何かについて解説したうえで、メディア芸術データベースだけでなく、外部のデータを組み合わせたさらに高度な分析に向けて準備します。

    #4テキストブックPDFダウンロードボタン
  5. #5:データビジュアライズからの発見を伝えよう

    本教材を用いた分析を通じて自分が発見したことを伝えるためのプレゼンテーションを作成します。相手を想定したうえで、明確でわかりやすく、説得力のあるデータビジュアライズを作成するための配色や表現の工夫について学びます。

    #5テキストブックPDFダウンロードボタン

本教材に関するお問い合わせ

本教材シリーズに関するお問い合わせは、文化庁参事官(芸術文化担当)付メディア芸術発信係 media@mext.go.jp までメールにてお寄せください。

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