アニメコンテンツとキャラクタービジネスの新市場拡大を目的とした「アニメビジネス・パートナーズフォーラム」が2012年10月より始まる。同フォーラムは、アニメやキャラクターの権利を持つ企業とメディア・コンテンツ企業、そして製造業・サービス・観光などの外部の企業を結びつける場を目指す。主催は日本動画協会。経済産業省が後援し、キャラクター・データバンクとヒューマンメディアが運営する。

同フォーラムのサイトには、概要として「アニメコンテンツ&キャラクター権利者各社と、国内外メディア・コンテンツ企業や製造・サービス・飲食・観光・地域事業者が出会う『場』として共同マーケティング、共同ビジネスモデル開発、相互ビジネスマッチングを行います」とその目的が記されている。また活動目標として「アニメコンテンツ&キャラクタービジネスの海外市場、国内二次利用市場、2つの市場規模を各1兆円に開拓・拡大。新ビジネスの規模・利益性最大化を追求します」と具体的な数字を掲げている。

同サイトによるとアニメ製作会社の現在の海外収入は147億円、海外市場規模は2,457億円。また国内のアニメ製作会社商品化収入は259億円で、アニメ化商品化市場は6,421億円。フォーラムを通じて、各市場を大幅に拡大していこうと考えていることがわかる。

フォーラム参加は有料。会費は2013年3月までの6か月間で、法人が1口9万円、公共団体が1口7万円、個人会費は1口4万円。参加者に対し「グローバル展開」、「二次商品・ライセンス市場開拓」、「オンラインゲーム・スマホ」、「子供向けのデジタルメディア」、「地域コラボレーション」、「新業態開発」などの6つのテーマ・ワーキングが用意されている。各テーマ・ワーキングでは来年3月までの半年間に4〜6回の会合を持って、テーマごとの共同マーケティング、共同ビジネスモデル開発、ビジネスマッチングを行い、共同ビジネスを開発するという。

2012年9月24日から28日にかけて、フォーラムのスタートに向けた集中セミナーも開催される。

アニメビジネス・パートナーズフォーラム

http://www.charabiz.com/abpf/index.html