2014年7月16日より、杉並アニメーションミュージアムは、企画展『アニメ制作会社スタジオゼロ展 トキワ荘マンガ家たちのアニメの仕事』を開催中だ。

「スタジオゼロ」は、トキワ荘出身のマンガ家たちが再結集して設立したアニメ制作スタジオ。スタジオゼロの設立は1963年。鈴木伸一氏を中心に、藤子・F・不二雄、藤子不二雄(A)、石ノ森章太郎、つのだじろう、赤塚不二夫らが参加し、『鉄腕アトム』『おそ松くん』『パーマン』などの制作に携わった。アニメ部以外に、マンガを手がける雑誌部も設けられ、『オバケのQ太郎』はそこで生まれた企画だった。

企画展では、創立メンバーの一人である、同ミュージアム館長の鈴木伸一氏が当時のエピソードや作品解説などを記したパネルを展示する。そのほか、シナリオや絵コンテなどの制作資料、当時の様子を伝える貴重な写真などを並べ、スタジオゼロの活動を紹介する。会場のモニターでモノクロ版『パーマン』のオープニングなど貴重な映像を上映するほか、アニメシアターでは同スタジオが制作した作品を上映する。会期は2014年10月26日まで。

杉並アニメーションミュージアム
http://sam.or.jp/kikaku