国内の商用アニメーションにおける優れた作品やクリエイターなどを表象するアニメーション神戸賞がこのほど発表された。個人賞には水島努監督、作品賞には進撃の巨人』と『言の葉の庭』が選ばれた。

水島努監督は、これまでの多彩な仕事ぶりに加え、地元・大洗町も巻き込んでのブームとなった初オリジナル作品『ガールズ&バンツァー』の成功が評価の対象となった。

このほか、長期にわたる活動によって日本のアニメーション界に貢献した個人・団体などに与えられる特別賞に選ばれたのは、河森正治監督とプリキュアシリーズ製作チーム。が、長期にわたり国内外で顕著な業績をあげ、日本のアニメーション界の発展に多大な功労があった個人などに与えられる特別功労賞に選ばれたのは、先頃長編作品からの引退を発表した宮崎駿監督だった。また、主題歌賞(ラジオ関西賞)には『紅蓮の弓矢』(『進撃の巨人』)が輝いた。

アニメーション神戸賞は、神戸市とアニメーション神戸実行委員会が、 アニメーションを中心としたコンテンツ関連産業の振興・集積を図ることを目的に、
1996年度から開催されている「アニメーション神戸」の事業の一つ。アニメーション神戸では、他にも公募形式のコンテストやワークショップなどを実施している。

第18回アニメーション神戸賞の授賞式は、12月8日に神戸国際会議場メインホールにて行われる。授賞式の前には、応募作品の中から予備審査を通過したノミネート作品の上映と審査を行う「デジタル・クリエーターズ・アワード」も開催される。

アニメーション神戸賞

http://www.anime-kobe.jp/