サンクトペテルブルクは、バルト海のフィンランド湾に位置するロシア第2の都市。かつてはロシア帝国の首都が置かれ、その地理的・歴史的背景からヨーロッパへの窓口として機能していた。

「Boomfest」(International Comics Festival Boomfest)は、サンクトペテルブルクで毎年開かれているコミック・フェスティバルで、2007年に第1回が開かれ、今回で7回目を迎える。2013年度は9月14日から10月13日の1カ月間にわたって、市内のギャラリー、図書館、ミュージアムなど、様々な場所で、展示やイベント、ワークショップが繰り広げられる。ホームページのプログラムには英語も用意されているので見てみてほしい。

ゲスト作家も多彩で、日本でも翻訳出版された『ゴリアテ』(パイインターナショナル、2013年)の著者トム・ゴールド氏や、『イビクス――ネヴローゾフの数奇な運命』(国書刊行会、2010年)の著者パスカル・ラバテ氏など、ロシア国内からだけでなく、様々な国籍の人気作家が参加する予定だ。

また、フェスティバル期間中にはコンテストも開催されることになっており、▽12才以下▽13-17才▽18才以上という3つの年齢区分を設けて、3ページ以内の作品が一般に募集されていた。18才以上の部門におけるグランプリ受賞者は、翌年のフェスティバル・ポスターを担当することになっている。なお、2011年度は日本人のハル吉氏がグランプリを受賞し、2012年度のポスターを描いた。

参加人数は発表されていないものの、現在ロシアで開かれているマンガ・フェスティバルとしては最も成功しているとも聞くので、機会があればぜひ訪れてみたいイベントだ。

「Boomfest」ホームページ(英語)

http://boomfest.ru/en