先日お伝えした「新潟市マンガの家」紹介記事にもあったように、近年ではマンガを活用する地方自治体の数が増えている。

なかでも高知県は「まんが甲子園」開催や「横山隆一記念まんが館」の設置など、以前から「まんが王国・土佐」として積極的にマンガを取り上げており、県庁内に「まんが・コンテンツ課」まで設置されているほどだ。

もう一方の鳥取県も、2012年に「まんが王国とっとり」の「建国」を宣言、「まんが王国官房」が設置され、2012年8月4日から11月25日にかけ、「国際まんが博」が開催された。

今回、この両王国のあいだで「友好通商条約」が結ばれることとなり、その条約締結式を2013年3月24日、東京・秋葉原のベルサール秋葉原で「まんがの聖地と呼ばれたい! 高知x鳥取 in AKIBA」イベントとして開催し、人材育成やイベント開催などで自治体同士が横に連携することをアピールする。

このイベントには両県知事の他、現在日本漫画家協会理事長を務めるマンガ家のちばてつや氏、高知県出身の声優島本須美氏、鳥取県出身の声優下田麻美氏、また両親が高知県出身の声優明坂聡美氏などが登場。コスプレをはじめアキバ系全般が趣味と語るNHK長野放送局の松岡忠幸アナウンサーがボランティアで司会を担当する。

これらトークイベントの他に、ご当地アイドルのライブパフォーマンスや、両県の物産販売なども行われる予定。なお、当日の模様はニコニコ動画で生放送されることになっている。

「まんがの聖地と呼ばれたい! 高知x鳥取 in AKIBA」プレスリリース(PDF)
http://www.npo-akiba.com/release/release_130313_1.pdf