「第23回文化庁メディア芸術祭」の受賞作品が、3月6日(金)に公式サイトで発表された。今回は、世界107の国と地域から3,566点に及ぶ作品の応募があり、アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの4部門において、大賞、優秀賞、新人賞、ソーシャル・インパクト賞、U-18賞が発表された。また、17の国と地域から応募された46作品の中からフェスティバル・プラットフォーム賞も選出。あわせて功労賞も発表された。

アート、エンターテインメント、アニメーション、マンガの各部門とフェスティバル・プラットフォーム賞の受賞作品、功労賞の受賞者を紹介する。

アート部門

アート部門の受賞作品は次の通り。

【大賞】
『[ir]reverent: Miracles on Demand』 Adam W. BROWN

【優秀賞】
『between #4 Black Aura』 ReKOGEI(代表者:石橋友也)
『Ferriscope』 Bull.Miletic
『Soundform No.1』 Natura Machina(筧康明/Mikhail MANSION/WU Kuan-Ju)
『Two Hundred and Seventy』 Nils VÖLKER

【新人賞】
『drawhearts』 Sebastian WOLF
『Latent Space』 Marian ESSL
『Lenna』 細井美裕

【ソーシャル・インパクト賞】*新設
『SOMEONE』 Lauren Lee McCarthy
*新設されたソーシャル・インパクト賞は、社会のなかに実装され、メディアテクノロジーのあり方や人々の行動様式などに新たな変化をもたらし、大きな影響を与えた作品に対して贈られる。

エンターテインメント部門

エンターテインメント部門の受賞作品は次の通り。

【大賞】
『Shadows as Athletes』 佐藤雅彦/佐藤匡/石川将也/貝塚智子

© 2019JOC

【優秀賞】
『大喜利AI&千原エンジニア』
 『大喜利AI&千原エンジニア』制作チーム(代表:竹之内大輔)
『amazarashi 武道館公演『朗読演奏実験空間”新言語秩序”』』
 『朗読演奏実験空間”新言語秩序”』プロジェクトチーム(代表:amazarashi 秋田ひろむ)
『CELLMate』 Solmaz ETEMAD
『SEKIRO: SHADOWS DIE TWICE』 SEKIRO開発チーム(代表:宮崎英高)

【新人賞】
『トントンボイス相撲』 『トントンボイス相撲』制作チーム(代表:大瀧篤)
『Buddience 仏像の顔貌を科学する』 赤松卓太/露木卓也/竜沢賢吾/尾崎風椰
『PickHits』 前川和純/松原晟都

【ソーシャル・インパクト賞】*新設
『移動を無料に nommoc』 吉田拓巳

【U-18賞】*新設
『まほう』 石巻のこどもたち(代表:酒井理子)
*新設されたU-18賞は、2002年4月2日以降に生まれた作者による作品の中から、優秀な作品に対して贈られる。

アニメーション部門

アニメーション部門の受賞作品は次の通り。

【大賞】
『海獣の子供』 渡辺歩

© 2019 Daisuke Igarashi・Shogakukan / “Children of the Sea” Committee

【優秀賞】
『ある日本の絵描き少年』 川尻将由
『ごん』 八代健志
『ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん』 レミ・シャイエ
『Nettle Head』 Paul E. CABON

【新人賞】
『向かうねずみ』 築地のはら
『浴場の象』 CHENG Jialin
『Daughter』 Daria KASHCHEEVA

【ソーシャル・インパクト賞】*新設
『天気の子』 新海誠

マンガ部門

マンガ部門の受賞作品は次の通り。

【大賞】
『ロボ・サピエンス前史』 島田虎之介

© Shimada Toranosuke

【優秀賞】
『あした死ぬには、』 雁須磨子
『ダブル』 野田彩子
『鼻下長紳士回顧録』 安野モヨコ
『未来のアラブ人 中東の子ども時代(1978–1984)』 リアド・サトゥフ/訳:鵜野孝紀

【新人賞】
『大人になれば』 伊藤敦志
『花と頬』 イトイ圭
『夢中さ、きみに。』 和山やま

【ソーシャル・インパクト賞】*新設
『闇金ウシジマくん』 真鍋昌平

上記に加えて、4部門ではそれぞれ「審査委員会推薦作品」が選出、発表された。

フェスティバル・プラットフォーム賞

新設されたフェスティバル・プラットフォーム賞は、メディア芸術祭と連携する機関・団体において、設備・施設等の特性を活かした新しい企画展示案を公募し、優秀な作品に対して賞が贈られる。受賞作品は、メディア芸術祭の受賞作品展にて上映される。

【ジオ・コスモス カテゴリー】
『球小説』 YouYouYou

【ドームシアター カテゴリー】
『Starman』 Tiff RANDOL / CEN Kelon / Thor FREUDENTHAL / YEN Shih-Lien

功労賞

メディア芸術分野に貢献のあった方に対して贈られる功労賞の受賞者は下記の通り。

幸村真佐男(メディア・アーティスト/写真家)
なみきたかし(プロデューサー/アニメーション史家)
村崎修三(少女雑誌コレクター)
山城祥二(作曲家/脳科学者)

全ての受賞作品の作品概要と贈賞理由は、文化庁メディア芸術祭ウェブサイトの「受賞作品」のページから確認できる。
https://j-mediaarts.jp/award/
また、受賞作品の展示・上映や関連イベントを実施する第23回の受賞作品展は、9月19日(土)から27日(日)まで、東京・お台場の日本科学未来館を中心に開催される予定。

※URLは2020年3月6日にリンクを確認済み