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集積された「マンガ知」の使い方

日本各地で続々と造られる「マンガ館」(マンガ家の記念館、図書館、地方都市のマンガ情報館等)やそれらの施設での展示、図書館へのマンガの収蔵。そこで「集まったマンガ」をどう活用していくのか?
さまざまな現場における活動から見えてくる、その可能性や問題点とは。

■「マンガ知」とは?

このシンポジウムでは、マンガやその消費、利用に関わる情報やノウハウの集合体を「マンガ知」という造語で呼ぶことにしました。「マンガ知」とは単なるマンガの知識ではなく、マンガにまつわるあらゆる活動によって蓄積される知識のことを意味します。つまり、今回のシンポジウムで登壇していただく方々の働く場はすべて、その「マンガ知」の集積所でもあるのです。

■概要

日時:2015年1月25日(日) 13時〜17時

場所:政策研究大学院大学1A教室(東京都港区六本木7丁目22−1)

http://www.grips.ac.jp/about/access/

参加費:無料(要事前申し込み)

申込方法:下記サイトよりお申し込み下さい。

お申し込みはこちら

※申込数が定員を超えた場合は受付を締め切る場合があります。

主催:文化庁 平成26年度メディア芸術情報拠点・コンソーシアム構築事業

登壇者(五十音順)

パネリスト

大森 盛太郎(石ノ森 萬画館指定管理者・株式会社街づくりまんぼう業務課長)

坂田 文彦(同人誌即売会 ガタケット代表、

新潟市マンガ・アニメ情報館 新潟市マンガの家 統括館長)

吉田 倫子(公共図書館司書、ヤングアダルトサービス研究会代表)

進行

秋田 孝宏(マンガ研究家)

モデレーター

小田切 博(マンガ研究者・ライター)

プログラム

■第一部 開会にあたって 13:00-13:20

キーノート・スピーチ:秋田孝宏

「マンガアーカイブをどう社会還元していくか」

■第二部 プレゼンテーション 13:20-15:30

大森 盛太郎 「マンガを活かしたまちづくりと震災復興においての役割」

坂田 文彦  「地域に根ざしたマンガ文化の有効活用」

吉田 倫子  「公共図書館におけるマンガの現状」

■第三部  ディスカッション 15:40-16:30

討議「マンガと社会の間で」

モデレーター:小田切 博

登 壇 者 :秋田 孝宏

大森 盛太郎

坂田 文彦

吉田 倫子

■質疑応答 16:30-17:00

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チラシ(660kb)

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プロフィール
登壇者

大森 盛太郎(おおもり せいたろう)

(石ノ森 萬画館指定管理者・株式会社街づくりまんぼう業務課長)

宮城県石巻市生まれ。大学卒業後、2001年に石ノ森萬画館のオープニングスタッフとして街づくり会社「株式会社 街づくりまんぼう」へ入社。以来、萬画館の設備管理業務をはじめ、マンガを活かした街づくり施策や地元石巻市の中心市街地活性化の各種事業へと日々取り組んでいる。

坂田 文彦 (さかた ふみひこ)

(同人誌即売会 ガタケット代表、
新潟市マンガ・アニメ情報館 新潟市マンガの家統括館長)

新潟県生まれ。ガタケット創設に関わった後上京、アニメーターとして原動画を手掛ける。1989年、ガタケット代表に就任後、新潟にいながらマンガに関わることのできる場作りに力を注ぐ。行政関連では「にいがたマンガ大賞」副会長(1999〜)、「がたふぇす」共催(2011〜)、新潟市マンガ・アニメ情報館、新潟市マンガの家 統括館長(2013〜)

吉田 倫子 (よしだ みちこ)

(公共図書館司書、ヤングアダルトサービス研究会代表)

東京都生まれ。横浜市中央図書館司書、慶應義塾大学修士課程在学中。日本の公共図書館におけるティーンへのサ-ビスの研究・普及・発展のための活動を行うために1994年に発足したヤングアダルトサービス研究会代表。現在、日本で初めてのレファレンス・マンガ『夜明けの図書館』(埜納タオ・双葉社) に助言者として関わっている。

秋田孝宏(あきた たかひろ)

(シンポジウム運営ディレクター)

東京都生まれ。マンガ研究家。専門は主にマンガのデータベース、資料収集保存と活用。川崎市市民ミュージアム臨時職員、京都国際マンガミュージアムスタッフを経て、米沢嘉博記念図書館スタッフ。東京工芸大学、成城大学などの非常勤講師。日本マンガ学会理事。

小田切博(おだぎり ひろし)

フリーランスライター、アメリカンコミックス研究家。1968年、横浜生まれ。著書『誰もが表現できる時代のクリエイターたち』『戦争はいかに「マンガ」を変えるか』『キャラクターとは何か』。共編著『アメリカンコミックス最前線』(小野耕世共編)。

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