映像と音楽のパッケージメーカー・ポニーキャニオンは、10月から北米で自社レーベル「PONYCAN‐ぽにきゃん‐」をスタートさせた。海外向け動画配信サイトのクランチロールで『デンキ街の本屋さん』、『結城友奈は勇者である』の2作品の配信を開始するほか、今後はBlu-ray、DVDもリリースする。日本製アニメの人気が高い北米市場に積極的に関わっていく方針と考えられる。

北米で日本アニメのパッケージソフトが人気を集めたのはおよそ10年前。その後はパッケージ市場の急激な縮小と視聴者の配信への移行などにより、北米に進出したいくつかのメーカーは撤退を余儀なくされた。

その後、2010年にアニプレックスがANIPLEX USAを設立。「PONYCAN‐ぽにきゃん‐」はそれに続く事例となる。

「PONYCAN‐ぽにきゃん‐」は米国向けの公式Twitterや公式Facebookもスタートし、ファンへの浸透もはかっている。ポニーキャニオンのヒットタイトル(『進撃の巨人』、『けいおん!』、『Free!』など)は既に現地企業にライセンス済みのため、今回配信する2作のパッケージが今後どれぐらい北米で人気が出るかがひとつの注目点となりそうだ。

「PONYCAN‐ぽにきゃん‐」
http://ponycan.us