エイベックス・グループ・ホールディングスは2014年11月25日、映像配信サービスに特化した専門子会社を設立すると発表した。同社の100%子会社であるエイベックス・ピクチャーズと講談社、集英社、小学館の共同出資が共同出資する。社名はアニメタイムズ社で、2015年1月に設立される。

アニメタイムズの主な事業は、映像配信サービス向けたアニメ作品の供給だ。これによりエイベックス・グループが運営する映像配信サービス「dビデオ」や「UULA」向けのアニメ作品調達窓口が一本化される。注目したいのは講談社、集英社、小学館の3社が参加している点。この3社はアニメ化された多数の人気マンガを抱えており、豊富な原作を生かした多彩なラインナップが展開されることが予想される。これは既存のアニメ配信サービスとの差異化とアドヴァンテージとなりうる。同社が加わったことで、アニメ配信サービスの勢力図がどのように変化するか注目だ。また、設立までに新たな出資者が加わる可能性もあり、最終的にどのような顔ぶれが並ぶのかも気になるポイントだ。

取締役会長にはエイベックス・ピクチャーズ代表取締役社長の竹内成和氏が、代表取締役社長にはエイベックス・ピクチャーズ取締役アニメ制作本部長の勝股英夫氏が就任する。資本金は1億円。

映像配信サービス向けのアニメ作品供給における新会社設立に関するお知らせ (ニュースリリース)
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