オーストリア・リンツで毎年開催されるメディアアートの世界最大規模のコンペティション「PRIX ARS ELECTRONICA 2015」の募集が2015年1月15日より開始された。今年募集されるのは以下のカテゴリの作品。昨年より隔年でカテゴリの入れ替えが行われるようになったため、今回はInteractive ArtとDigital Communities部門の募集は行われないので注意が必要だ(これらのカテゴリは2016年に募集される予定)。

Prix Ars Electronica 2015の募集カテゴリ
・Computer Animation/Film/VFX
・Digital Musics & Sound
・Hybrid Art
・U19 CREATE YOUR WORLD
・Visionary Pioneers of Media Art
・[the next idea] voestalpine Art and Technology Grant

募集の締め切りは2015年3月6日。ゴールデン・ニカ(最優秀賞)、優秀賞の各受賞者は授賞式への招待に加えて、シンポジウム、フォーラムで作品発表の機会を得ることができる。応募の詳細は日本語ページも用意されている。

また、ARS ELECTRONICAの世界を国内で体験できる機会として、2015年1月29日より大阪のグランフロント大阪北館ナレッジキャピタル The Lab. みんなで世界一研究所2階にてARS ELECTRONICA in the KNOWLEDGE CAPITAL vol. 02 「HYBRID Living in Paradox アート×生命科学の探求展」が開催される。

今回の展示は主催の一般社団法人ナレッジキャピタルがARS ELECTRONICAと連携して企画し、バイオアート分野を牽引するオロン・カッツとBCL(福原志保、ゲオルグ・トレメル、吉岡裕記)の作品展示が行われる。期間は2015年1月29日〜4月19日まで。なお、1月29日から31日の3日間はスペシャルプログラムとして、オープニングイベント、出展作家等によるトークセッション、ワークショップなど多彩なイベントが用意されている。

PRIX ARS ELECTRONICA
http://www.aec.at/prix/jp/einreichdetails/
HYBRID Living in Paradox アート×生命科学の探求展
http://kc-i.jp/arsinkc/