本事業では、「日本アニメーションガイド:ロボットアニメ編」と題して、世代を超えて幅広い層に親しまれ、世界的に影響をあたえた日本を代表する文化であるロボットアニメについて、社会的背景や文化的側面を包含した文化史の整理を進めており、調査の結果は報告書にまとめ、WEBサイトで公開しています。


日本アニメーションガイド ロボットアニメ編 調査報告書(日・英)はこちらをご覧ください。

本調査の第二弾では、ロボットアニメの製作に携わる中心的な人物へのインタビューを行い、ロボットアニメ発展の変遷を多角的に明らかにするということで、数々の名作ロボットアニメを生み出してきた高橋良輔さんに、アニメーション制作についてお話を伺いました。 監督、プロデューサー、演出、脚本など様々な立場を通じてアニメーション制作に携わってきた高橋さんが、半世紀にわたるご自身の経験を通じて我が国の「ロボットアニメ」文化を語って頂きました。

聞き手:氷川竜介 井上幸一

 

本報告書は、文化庁の委託業務として、森ビル株式会社が実施した平成25年度「メディア芸術情報拠点・コ ンソーシアム構築事業」の成果をとりまとめたものであり、第三者による著作物が含まれています。
転載複製等に関する問い合わせは、文化庁にご連絡ください。

 

 

 

 

【プロフィール】

 

高橋良輔(たかはし りょうすけ)
1943年1月11日東京生まれ。1964年、株式会社虫プロダクションに入社。
主な演出作品に「W3(ワンダースリー)」「どろろ」「リボンの騎士」などがある。
虫プロダクションを退社後、サンライズ創業初期にメカものSF作品「ゼロテスター」(監督/1973)で参加。
ロボットアニメとしては「太陽の牙ダグラム」(原作・監督/1981)「装甲騎兵ボトムズ」(原作・監督/1983)「機甲界ガリアン」(原作・監督/1984)「蒼き流星SPTレイズナー」(原作・監督/1985)「ガサラキ」(原案・監督/1998) などがある。
他に「サイボーグ009」(監督/1997)「沈黙の艦隊」(監督/1996)「火の鳥」(監督/2004)「モリゾーとキッコロ」(監督/2004)「FLAG」(原作・総監督/2006)「幕末機関説 いろはにほへと」(原作・総監督/2006)など、近作に「オズマ」(総監督/2012)がある。
プロデューサー作品として「勇者王ガオガイガー」「魔人ガロン」などがある。
近年は大阪芸術大学キャラクター造形学科アニメ―ションコースにて後輩の指導にあたっている。

氷川 竜介(アニメ評論家)
1958年、兵庫県生まれ。東京工業大学工学部電気電子工学科卒業。在学中からアニメ特撮専門のマスコミで、雑誌編集、音楽アルバム構成、執筆などの活動を行なう。IT系企業での技術者・管理職経験を経て文筆業で独立。雑誌やビデオソフト、Webなど各メディアに多角的な解説文を提供。文化庁メディア芸術祭審査委員(第14〜16回)、毎日映画コンクール審査委員(第67回〜)、池袋コミュニティ・カレッジ講師、明治大学院客員教授(平成26年度より)を務めるなど多方面で活躍中。著書に『20年目のザンボット3』(太田出版、1997)、『アキラ・アーカイヴ』(講談社、2002)など。

井上 幸一(株式会社サンライズ 文化推進室)
1960年産まれ、山形県出身。
玩具メーカーを経て、1981年、株式会社日本サンライズ(現・株式会社サンライズ)に入社。
「太陽の牙ダグラム」から始まり、80年代から90年代中盤までのサンライズ作品で、企画””文芸””設定制作”などを担当。95年サンライズのデジタル部門「D.I.D.」を立上げ、初代室長に就任。同時に「サンライズステーション」(旧ニフティーサーブ内)を設立、初代シスオペも務める。「機動戦士ガンダム MS IGLOO」などのCG作品のプロデューサーを務める一方、近年では、ハンドメイドの二足歩行ロボットを通して、新たな科学技術開発者の育成を目指す「ROBO-ONE」の公式審査員なども担当。2013年春より企画室文化推進課課長として、アニメーション文化の価値の向上と普及に努めている。