2013年5月23日から25日にかけて、アメリカ合衆国オレゴン大学で第16回国際コミック・アーツ・フォーラム(International Comic Arts Forum、略称ICAF)が開催される。
今回で16回目を迎える本会議は、もともと在米フランス大使館の文化部に勤務していたトリスタン・フォンラドザ氏(Tristan Fonlladosa)の発案で始まった。1995年、ジョージタウン大学のギィ・スピールマン氏(Guy Spielmann)の協力を得て開かれた、国際コミック・アニメーション・フェスティバル(International Comics & Animation Festival)がその原型だ。当初1回限りの予定であったこのイベントが、翌年以降も開催されていくことになる。
ジョージタウン大学はワシントンD.C.近郊にあり、同じくワシントンD.C.近郊で開かれていたスモール・プレス・エキスポ(略称SPX、メディア芸術カレントコンテンツ関連記事)との関連を深めていった。しかしながら9・11の影響でキャンセルされた2001年以降、ICAFはアメリカ議会図書館やカートゥーン・スタディーズ・センター(Center for Cartoon Studies、略称CCS)などといった様々な団体との関係も深めている。それにつれて開催場所も移されてきた。
2013年度は、太平洋側のオレゴン州にあるオレゴン大学で開催予定。オレゴン大学英文科大学院では、副専攻としてコミック&カートゥーン・スタディーズ・コースが2012年度から設置される。
現在発表者の募集が行われており、締め切りは2012年11月9日。詳細はリンク先を参照してほしい。
ICAFは、著名なマンガ研究の先駆者であるジョン・A.・レント氏の名を冠したレント奨学金も用意しており、会議への参加を希望する学生に500ドルの交通費、および宿泊費を支援する。このプログラムについてもリンク先を参照のこと。
ICAF(ホームページ)
http://www.internationalcomicartsforum.org/index.html
ICAF(Facebook)