アメリカ合衆国オハイオ州立大学に付属するビリー・アイルランド・カートゥーン・ライブラリー&ミュージアムでは、2012年9月5日から12月30日にかけて、「ライン・ダンシング:マンガのなかの舞踊展」(Line Dancing)が開催される。
これまで様々なダンスが直接的あるいは象徴的にマンガのなかで描かれてきた。実際には動かない絵で、いかにして動きを描くのか。ダンスはマンガにとって興味深いテーマのひとつだ。
本展示では、故ハウィー·シュナイダー氏や故チャールズ・シュルツ氏などの作品から、ダンスが描かれたページを展示する。
実は、先日お伝えした通り、ビリー・アイルランド・カートゥーン・ライブラリー&ミュージアムは新たな建物内に移転する予定で、その建物内にはオハイオ州立大学のダンス科とアート教育科が同居することになっている。そのため、今回の展示もキャンパス全体で繰り広げられているダンス関連イベント「オハイオ・ステート・ダンシング」の一環として開催されるとのこと。
移転先の建物はサリヴァン・ホールと呼ばれ、リノベーションに約25億円(2,440万ドル)がかけられる。2013年末に完成予定で2013年11月7日から10日にかけてオープニング・イベントも開かれる予定。
ビリー・アイルランド・カートゥーン・ライブラリー&ミュージアムは、故ミルトン・カニフ氏のコレクションなどを基に設立された。2008年には閉鎖された国際カートゥーン・アート・ミュージアムのコレクションも引き継いでいる。今日では、45万点の原画、5万冊の単行本、6万タイトルの逐次刊行物(雑誌・新聞など)、900メートル(3,000フィート)の手稿類、250万点の切り抜きを所蔵している。
「ライン・ダンシング:マンガのなかの舞踊展」
http://cartoons.osu.edu/programming/exhibits/line-dancing/