パリのイタリア文化会館で、2011年12月7日からひらかれていたイタリアン・グラフィック・ノヴェル展が、先日2012年3月2日に閉幕した。
Graphicnovel.itと題されたこの展覧会では、15人の現代作家の原画約150枚が、横にぶらさげられた単行本と一緒に展示されていた。
ロレンツォ・マトッティ氏やイゴルト氏といった、もはや大御所といっていい作家から、若手のマニュエル・フィオル氏やアレッサンドロ・トータ氏まで、あるいはレイラ・マルゾッキ氏、ステファノ・リッチ氏といった奇才など、今注目すべき実力派の作家が一堂に集められていた。
展示最終日には、イゴルト氏が自作のルポルタージュ・マンガ、『ウクライナ手帳:ソヴィエト時代の記憶』と『ロシア手帳:忘れられたコーカサスの戦争』について、自身のロシア系イタリア人というルーツにふれながら解説するイベントもおこなわれた。
展示されていた作家は以下のとおり。
Davide Reviati
イタリアン・グラフィック・ノヴェル展
http://www.iicparigi.esteri.it/IIC_Parigi/webform/SchedaEvento.aspx?id=652&citta=Parigi