2014年2月5日から2月16日まで国立新美術館で開催される第17回文化庁メディア芸術祭では、受賞作品展示に加えて、約90件にのぼる上映会やトークライブ、パフォーマンス、ワークショップなどが開催される。

このうちエンターテイメント部門では、大賞に輝いた『Sound of Honda / Ayrton Senna 1989』、優秀賞『トラヴィス「ムーヴィング」』、『燃える仏像人間』、新人賞『やけのはら「RELAXIN’」』などの上映会が行われる。このうち『燃える仏像人間』では通常の上映会に加えて、制作者の宇治茶さんらが出演するトークつき上映会も開催され、制作秘話などが期待される。

また受賞者プレゼンテーションでは「パーソナルなモノづくり〜ファンタジーからリアルへ」「音と映像が生み出す新プロジェクト」「福島ゲームジャム in 文化庁メディア芸術祭 成果発表」「いま、ウェブでできること:ゼゼヒヒ〜インターネット以降のジャーナリズム」「いま、ゲームで表現できること〜ルールとキャラクターから」「データの記録、感動の共有」というテーマで、受賞作品の作者や審査員、ゲストらによって、作品の魅力などが解説される。

中でも「データの記録、感動の共有」は、大賞に輝いた《Sound of Honda / Ayrton Senna 1989》から制作者の菅野薫さんと、優秀賞に輝いた《スポーツタイムマシン》で制作者の犬飼博士さん、安藤僚子さんらが登壇する注目のセッションとなっている。

最後にワークショップでは「劇メーションを作ろう」「ゲームが分からない人のためのワークショップ」「福島ゲームジャム in 文化庁メディア芸術祭 制作ワークショップ」が開催される。またエンターテイメント部門ではないが、「プログラム初級講座-メディア芸術をはじめよう」が中学生・高校生を対象に開催され、手のひらにのる超小型コンピュータ「ラズベリーパイ」を用いたプログラミング講座が実施される。

イベントの日時などは公式サイトで掲示されており、その多くは事前予約が必要となっている。関心のある人は事前にチェックしてみてほしい。

第17回文化庁メディア芸術祭受賞作品展開催プログラム(pdf)

http://j-mediaarts.jp/dl/press/release/ja/GUIDE_book_A2_0110.pdf