三鷹の森ジブリ美術館が協力する『第一回アニメーション文化講座 基礎教養編』が2013年1月11日から開かれる。2月22日までの毎週金曜日19時から開催し、全4回のプログラム。主催は三鷹大学ネットワーク。スタジオジブリと縁の深い講師を招き、古今のアニメーションの中から選りすぐりの作品を紹介しつつ、黎明期から現在に至るまでのアニメーションの歴史と魅力を概観する。

第1回、第2回はアニメーション評論家のおかだえみこ氏が講師。第1回は「知っていますか? 世界のアニメーション 〜パイオニアからディズニー、フライシャーなど忘れえぬ作家たち〜」と題して、ウォルト・ディズニーやフライシャー兄弟などパイオニアたちの仕事を紹介。第2回は「東映動画の長編映画の時代 〜ディズニーからバトンを受け取った日本の作り手たち〜」という切り口で、『白蛇伝』から始まる東映動画初期を解説する。

第3回は元日本アニメーションプロデューサー、中島順三氏を講師に「テレビアニメーションが到達したひとつの頂上 〜『アルプスの少女ハイジ』『未来少年コナン』の現場から〜」というタイトルで、同氏が携わった『アルプスの少女ハイジ』『未来少年コナン』を語る。

第4回は『アニメーションの現在 〜アニメーションで今、注視すべき問題と現状〜』というタイトルで、最前線の現状と問題点、注目すべき作家や作品を語る。講師は東京大学名誉教授の濵野保樹氏。

定員は各回40名。インターネットからも申し込める。

第一回アニメーション文化講座 基礎教養編
https://www.kouza.mitaka-univ.org/kouza/D1250400.php