日本動画協会は2012年9月に、アニメーション産業のビジネスデータをまとめた「アニメ産業レポート2012」を発刊した。昨年のテレビアニメ、劇場アニメ、ビデオパッケージ、商品化等二次利用、配信などの規模のデータを集計、動向を分析している。3,000円(税込)。東京・秋葉原のUDXにある東京アニメセンター オフィシャルショップ@akiba info.で購入できるほか、エスピーアイ・インフォメーション ウェブサイトにて通信販売も行っている(送料100円)。

「アニメ産業レポート」は2009年から日本動画協会が出版している。TV・映画・ビデオグラムを主な販路とする、いわゆる商業アニメーションの産業全体を見渡す統計資料が少ない中、その全体像をつかめる貴重な資料として関係者などから関心を集めている。2012年版は、これまでと異なり、アニメーションの市場を映像中心のアニメ業界市場(狭義のアニメ市場)と、キャラクタービジネスなど大きな周辺産業で成り立つアニメ産業市場(広義のアニメ市場)の2つに分けているのが特徴だ。「アニメ産業レポート」のデータは様々な書籍に引用されることも多く、今後も継続が望まれる事業といえる。

日本動画協会
http://www.aja.gr.jp/

エスピーアイ・インフォメーション
http://www.spi-information.com/report/06031.html