日本デジタルゲーム学会(DiGRA JAPAN)は2013年3月4日・5日、九州大学大橋キャンパス(福岡県福岡市)で2012年次大会を開催する。テーマは「デジタルゲーム研究の発展-アジアを背景としたコンテンツ創成・地域の魅力の発信-」で、口頭発表・ポスター発表・企画セッションの申し込みを行っている。締め切りは2012年12月14日まで。
DiGRA JAPANは日本のデジタルゲーム研究の発展と普及啓蒙のため、2006年に設立された学会組織。2010年次大会は2010年12月18日・19日に「デジタルゲームの過去・現在・未来」をテーマに東京で開催。2011年次大会は2012年2月25日・26日に「デジタルゲーム研究の地平:ゲームのある日常のこれまでとこれから」をテーマに京都で開催された。
開催校である九州大学大学院芸術工学研究院は、技術と芸術の融合を標榜し「技術の人間化」を建学の理念とし、九州芸術工科大学と九州大学が統合することで誕生した国立大学。同大学が位置する福岡市はゲームや映像の制作会社が集積し、産学官の連携を基盤に、極東アジアをも含めたコンテンツ産業文化クラスターの形成を目指している。
また開催期間中は福岡アジア美術館で、九州大学・福岡県・福岡市が中心となって進める「2012アジアデジタルアート大賞」が開催される。このほか九州大学の「人環境適応研究実験施設」や「デジタル工房」など、先端コンテンツ創成に関する世界レベルの設備も公開される予定だ。
大会実行委員長を務める、九州大学大学院芸術工学研究院教授の源田悦夫氏は公式サイトで「アジアを背景としたコンテンツ創成・地域の魅力のグローバルな発信をデジタルゲームという視点で論議されることを期待します。皆様のご来福を心よりお待ちしています。」とコメントしている。
日本デジタルゲーム学会2012年次大会
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