先日紹介した「美術フォーラム21 特集:漫画とマンガ、そして芸術」(2011年VOL.24)についての研究会が、京都国際マンガミュージアムで2012年2月25日にひらかれる。
「美術フォーラム21」の特集号でめざされた「マンガ研究」と「芸術研究」の交流をさらに推しすすめるこころみだ。
研究会は2部構成になっており、第1部の「『美術フォーラム21』の特集号を多面的に読む」には、加藤隆文氏(京都大学大学院文学研究科博士課程)、松谷容作氏(神戸大学人文学研究科学術推進研究員、視聴覚文化研究会)、竹内美帆氏(京都精華大学imrc)の3人が登壇する。「美術フォーラム21」の諸論文で提起された問題点を、それぞれ「美学・哲学」(加藤氏)、「視覚文化論」(松谷氏)、「マンガ研究」(竹内氏)の視座からとらえなおす。司会をつとめるのは、前川修氏(神戸大学文学准教授、視聴覚文化研究会、日本サブカルチャー研究会)。
第2部「座談会:『芸術としてのマンガ』」では、「美術フォーラム21」に寄稿した前川氏、佐藤守弘氏(京都精華大学デザイン学部准教授)、ジャクリーヌ・ベルント氏(京都精華大学マンガ学部教授)を中心として、当日の研究会参加者たちとともに、議論がくりひろげられる。司会は雑賀忠宏氏(神戸大学人文学研究科学術推進研究員、日本サブカルチャー研究会)。
この公開研究会は、京都精華大学国際マンガ研究センター(imrc)、視聴覚文化研究会、神戸大学「日本サブカルチャー研究会」の共同で主催される。
事前申し込みをすれば入館料も無料になるようなので、リンク先を確認してほしい。
公開研究会「マンガ芸術論」:「美術フォーラム21」の特集号をめぐって