アメリカ合衆国ニューヨークで、2012年11月12日に「ニューヨーク・コミックス&絵=物語シンポジウム」(New York Comics & Picture-story Symposium)が開催された。
このシンポジウムは2012年5月7日から毎週開かれている研究会。今回で25回目を迎えた。
2011年9月に発生した反格差デモ「ウォール街を占拠せよ」、及びそこから派生した「大学を占拠せよ」運動との連帯を表明しており、会場としてはパーソンズ美術大学、コロンビア大学、スクール・オブ・ビジュアル・アーツなど、ニューヨーク各地の教育機関が用いられている。
第25回目はブルックリン在住のイラストレーター、オマー・ホフマン氏とフランス人マンガ家、フロラン・ルペール氏が、自作や今後のプロジェクトについて語ったとのこと。
ルペール氏はジェロール・ミュロ氏と共同で作品を発表してきた注目若手作家のひとりだ。原作と作画で担当を分けず、ふたりが両方を担当するという珍しいスタイルで創作する。
司会を務めたのはニューヨーク出身のマンガ家として人気のベン・カッチャー氏。
これまでの開催記録を見ると、様々な作家・批評家たちが集う新たなニューヨークの場がここで成立したようだ。
第25回「ニューヨーク・コミックス&絵=物語シンポジウム」
http://nycomicssymposium.wordpress.com/2012/10/23/25th-meeting-on-nov-12th-at-7pm/