在英国日本大使館では、イギリスに在住している14歳以上を対象にして、マンガ・コンクールを開催している。これは「漫画自慢コンペ」（Manga Jiman Competition）という名前で2007年から開かれており、今年（2012年度）で6回目を迎える。
応募資格としては、14歳以上でイギリスに在住していれば国籍は問われない。毎年ひとつのテーマに沿って作品が募集されており、2012年は「がんばれ」というテーマが設定されている。白黒で6ページから8ページ、左から右に読ませる、英語で書かれた、オリジナル・未発表の作品であることが条件とされている。
大賞受賞者には英国と日本を2往復する航空券、次席にはTOSHIBAのノートパソコンなど、いくつもの賞品が用意されているようだ。2011年度のコンペでは、11名が入賞している。
日本貿易振興協会（Japan External Trade Organization、略称JETRO）の発行しているレポート「英国におけるコンテンツ市場の実態（2011年3月）」によれば、2007 年に51人、2008 年に74人、2009 年に100人、2010 年には75 人の応募があったとのこと。
2012年度の審査員はまだ正式に発表されていないようだが、2011年は英国在住のマンガ家、玖保キリコ氏や、以前紹介したことのあるロンドン国際コミック・フェスティバル（通称COMICA）のディレクターであるポール・グラヴェット氏（Paul Gravette）などが審査員を務めていた。
先ほどのJETROレポートには玖保氏へのインタビューも掲載されており、日本マンガのノウハウを英国へ伝える必要性などが述べられている。
「漫画自慢コンペ」応募募集ページ
http://www.uk.emb-japan.go.jp/en/event/manga/2012/manga_jiman_12.html
「漫画自慢コンペ」ホームページ