新たな大型アニメイベント「AnimeJapan2014」が2014年春に開催されることが発表された。2012年より春の大型イベントは東京国際アニメフェア(TAF)とアニメコンテンツエキスポ(ACE)の並立していたが、2014年はこの2つのイベントがAnimeJapan2014に合流した形となる。開催日は2014年4月22日、23日の2日間。会場は東京ビッグサイト。日本動画協会のほか出版社、アニメ製作会社、映像ソフトメーカーなど19社1団体が実行委員会に参加し、アニメの魅力と産業の両面で国内外にアピールしていく。

そもそもTAFとACEが並立するきっかけは、2010年、コミック10社会(現11社会)が、青少年健全育成条例改正問題をめぐって、石原慎太郎都知事(当時)が実行委員長を務めるTAFをボイコットしたことに端を発する。その後、コミック10社会に所属する会社などを中心に新たに立ち上げられたのがACEだった。今回のAnimeJapan2014は主催から東京都が抜け、それ以外のアニメ・マンガ関連企業が再集結した構図といえる。

これまでは2イベントが並立することで、見本市のTAF、ファン向けイベントのACEという明確な住み分けが生まれていた。実行委員長を務める布川郁司日本動画協会理事長は、ファン向けとビジネス向けのイベントを併設し、全方位に向けて発信する世界最大のアニメイベントを目指すと語った。現時点では、これまでTAFの併設イベントとして行われてきた東京アニメアワードが、東京アニメアワードフェスティバルとしてリスタートされることが発表されている。今後発表されるイベント内容がどのようなものになるか、注目していきたい。

AnimeJapan2014

http://anime-japan.jp/