中南米コロンビア共和国で、2013年9月13日から21日にかけて、国際マンガ・フェスティバル「Entreviñetas」が開催されている。「Entreviñetas」は、スペイン語で「コマとコマの間」を意味する。
2010年に第1回が開かれ、今回で4回目という比較的新しいフェスティバルだが、ラテン・アメリカ世界において開催されるイベントとして、着実にその重要度を増してきているようだ。主催するのは、2006年に創刊されたコロンビアのマンガ雑誌「ラルヴァ」(Larva)。
当初は、首都ボゴタから直線距離で西へ約180キロの場所に位置するアルメニアという町の文化イベントとしてスタートしたが、第2回からボゴタも含む複数の場所で同時に開かれるようになった。今回は、コロンビア3大都市のひとつであるメデジンと首都ボゴタをメイン会場にし、マニサレス、カリ、ペレイア、アルメニアといった都市で様々なイベントが開催される。
多くの作家が参加することも予告されており、コロンビア国内からだけでなく、メキシコ、ブラジル、アルゼンチン、ドイツ、スペイン、フランス、アメリカ合衆国など、計12カ国32名の作家が招待されている。
パンプレットによれば、32のカンファレンス、10カ所における展示が開かれる予定で、首都ボゴタの国立図書館では、以前にもお伝えした「コミック、マンガ & Co.----新しいドイツのコミック・カルチャー展」が開催されている。なお、この展示は現在日本でも「13人のドイツ・コミック作家展」というタイトルで、武蔵野美術大学において見ることができる。
そのほかにも、ワークショップやショーなど、100を超えるプログラムが用意されており、ホームページ上でそれぞれの都市ごとに催しを調べられるようになっている。
「Entreviñetas」ホームページ