■ゲーム史に名を残した150作以上を試遊展示

日本科学未来館(東京都江東区)で2016年3月2日から5月30日まで、企画展「GAME ON 〜ゲームってなんでおもしろい?〜」(主催:日本科学未来館、フジテレビジョン、角川アスキー総合研究所)が開催される。コンピュータゲームの歴史を彩る名作150タイトル以上を試遊展示するほか、2016年上半期に発売が予定されているバーチャルリアリティ(VR)システムのPlayStationVRも先行展示する。

GAME ONは英ロンドンで2002年に初開催され、これまで世界中を巡回しながら200万人以上の参加者を数えた人気展覧会。日本初上陸となる今回の展示では、「ゲームってなんでおもしろい?」をテーマに、最新ゲームなどのオリジナルコンテンツを多数追加。リアルとの領域を越え、実社会に大きな影響を与えるようになったゲームの意味について、来場者と共に考えたいとしている。

展示ゲームは1971年に登場した、商用アーケードゲーム第1号とされる『コンピュータースペース」を筆頭に、社会現象を巻き起こした『スペースインベーダー」、『スーパーマリオ」シリーズをはじめとした数々の人気家庭用ゲーム、そして『パズル&ドラゴンズ」などのスマホゲームまで150タイトル以上にもおよぶ。子ども達に人気の『マインクラフト」や、発売を間近に控えたPlayStationVRのゲーム群も実際に体験できる。

また東京会場だけのオリジナルコンテンツとして、ゲームの仕組みや進化の過程、ゲームの制作過程、 ゲームクリエイターの声、研究者の工夫などの紹介を通して、「ゲームに夢中になる仕組み」が解説される。各界のゲーム好き研究者や文化人のインタビュー映像も上映される。バラエティ番組「ゲームセンターCX」の番組MC、有野課長(よゐこ・有野晋哉)も展覧会に協力し、宣伝部長ならぬ「宣伝課長」の大役を務める。

公式サイトで有野課長は「僕が子供の頃、ゲームって百害あって一利なしって印象のモノでした。でも、どうですか、テレビゲームって未だに無くなってません。って事は、 百害も無くて一利以上あるんです。親は自分がどんなゲームにハマったかを子供に伝え、子供は未来のゲームがどんなになるかをクラスメートに自慢できるイベントです。」とコメントしている。

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