2011年秋に、日本国内でサービスをスタートした米国発の動画配信サービスHuluがアニメを強化している。2012年8月1日から「ポケットモンスター」シリーズの配信を開始し、同月10日からは竜の子プロダクション(タツノコプロ)、トムスエンタテインメント(TMS)の作品の配信を開始した。これにより将来的に約1,700話分のアニメがラインアップに加わることになる。
「ポケットモンスター」シリーズは、『ポケットモンスター』と2010年から放送開始した『ポケットモンスター ベストウイッシュ』の2作品で、合計で400話以上にのぼる。さらにテレビ東京で放送中の『ポケットモンスター ベストウイッシュ シーズン2』については、8月2日の放送分より見逃し配信サービスを開始した。
また竜の子プロダクション(タツノコプロ)、トムスエンタテインメント(TMS)とはコンテンツパートナーシップを提携。両者が制作してきた様々な名作が今後、順次追加されていき、最終的に加わるテレビアニメ番組はおよそ1,300話に達するという。
Huluではすでに『ダンボール戦機W』『イナズマイレブンGO クロノ・ストーン』の見逃し配信を行っているなど、キッズ向けアニメに力を入れている。今回のアニメ番組強化もその線に沿ったもの。毎月定額980円で番組見放題という手軽なサービスであることもあり、キッズ層を中心にすることで、コアファンを対象とした配信と棲み分けをしつつ、むしろCATVやレンタルビデオ店のユーザーを取り込もうとしているのではないかと考えられる。
Hulu