1990年にオランダに創設されたISEA(Inter-Society for the Electronic Arts) は、電子芸術の推進と発展のための非営利国際組織である。この組織の前身でもある国際電子芸術シンポジウムは、ニューメディアの研究発表やパネルディスカッションの他、展覧会、パフォーマンス、ワークショップなどによって構成され、1988年より隔年または年次で開催されてきた。毎回、開催の都市は異なっている。

2011年はイスタンブール(トルコ)で9月14日から21日まで「ISEA 2011 イスタンブール
  第17回国際電子芸術シンポジウム」が開催された。特定のテーマは設定せずに、ニューメディアに関連するアート、科学技術、教育、産業などさまざまな領域の研究論文やプロジェクトを公募し、異分野の人々が国際的な視座を持ち寄って長期的なコラボレーションや連携が生まれる場を目指した。主催者企画の展覧会やイベントを含めて100作品以上の作品展示、450以上の論文発表、70以上のパネルディスカッション、60以上のワークショップなどが、おこなわれた。

2012年は、アルバカーキ(アメリカ)で開催予定。

(明貫 紘子)

ISEA2011 Istanbul

http://www.isea2011Istanbul.org/
 

ISEA2012 Albuquerque: Machine Wilderness Re-envisioning Art, Technology and Nature

http://www.isea2012.org/