ホワイトハウスと米教育省は2011年9月16日、ITやゲームなどの技術を教育に応用することを目的とした非営利団体「デジタル・プロミス」の設立を発表した。

同団体は研究者・起業家・学校関係者らと連携し、▽学習に役立つ画期的な技術の発見▽有効な手法の判断▽学習に役立つ技術の商用転換などの開発を目的とする非営利組織。「デジタル・プロミスは関係者をひとつにまとめるユニークな協力体制だ。教育に特効薬はないが、技術は強力なツールになり得る。またデジタル・プロミスは技術を最大限に役立てるための有効な手助けになるだろう」とバラク・オバマ大統領もコメントを寄せた。

デジタル・プロミスにはオバマ大統領の肝いりで2010年からスタートした、ゲームをテーマにしたキャンペーン「National STEM Video GameChallenge」などが協力を表明。人気パズルゲーム「ポータル2」の発売元である米バルブ社も、中高校生と教員向けに同ゲームのオリジナルステージを作成する、総額25万ドルのコンテストを来年開催する。

(小野 憲史)

プレスリリース

http://www.ed.gov/news/press-releases/white-house-launch-digital-promise-initiative

ファクトシート

http://www.whitehouse.gov/the-press-office/2011/09/15/fact-sheet-digital-promise-initiative