スペインのヒホンに拠点を構えるLABoralがTelefónica I+Dと共同で「NEXT THINGS 2013: Next Space」をテーマに、アート/テクノロジー/建築などを相互作用的に用いて破壊的イノベーションを狙ったモノのインターネット(Internet of Things)に関するプロジェクトを公募中だ。モノのインターネットとは、スマートフォン、車、ゲーム機をはじめRFID(Radio Frequency Identification)やセンサーが内蔵されたデバイス機器などのあらゆるモノがインターネットにつながり、インターネット的構造でモノによるコミュニケーションを可能にする技術を指す。1990年代後半に生まれたコンセプトで、ウェブサイトを中心にした情報のトラフィックが成熟した近年、インターネットにつながったモノや場所が生成する情報に注目が集まる。
今回の公募では、「イノベイティブ・メディア」をゴールに見据えた公共空間やその模倣を参照したアーティステックなプロジェクトを募集する。特に、モノのインターネットやM2M(Machine to Machine)を採用して公共空間の新たな機能を活性化させ、永続的/一時的なコミュニケーションの可能性を描き出すようなプロジェクトが期待される。
選定されたプロジェクトには、LABralとTelefónica I+D(バルセロナ)での計6ヶ月の滞在開発環境と、12,000ユーロの開発費が用意される。応募希望者から企画概要と図解を各1枚ずつEメール(宛先:OP@laboralcentrodearte.org)で応募を受け付ける。〆切は2013年3月15日。
LABoral 「NEXT THINGS 2013: Next Space」プロジェクト公募中
http://www.laboralcentrodearte.org/en/r/convocatorias/nextthings2013