制作会社ぴえろの創業者・布川郁司氏が塾長を務める「NUNOANI塾」が第三期生の募集を始めた。「NUNOANI塾」は映像関連のクリエイター、アニメーター、ディレクター、プロデューサーを対象に人材育成を行う講座。2015年2月28日、3月14日に入塾説明会を開催し、4月より1年間にわたって授業を行う。

同塾は、世界に通用する作品を作る人材の育成を掲げ、演出に重点を置いたプログラムを1年間学び、「プロデューサー的見識」と「ディレクター的見識」を身につけることを目標とする。講師を務めるのは布川氏のほか、アニメ監督・演出の阿部記之氏、水野和則氏、若林厚史氏、そしてストーリーコンサルタントの岡田勲氏ら。そのほかゲスト講師も登壇する予定で、「企画の読解力」「演出のノウハウ」などを中心に演習を重ねる。

「NUNOANI塾」のサイトで、布川は塾の目的として「日本のアニメは基本的には日本の国内だけで評価を受ける作品作りを行っています。その日本のアニメが海外でも評価を受けていることはとても素晴らしいことですが、今後は海外と一緒に企画から世界レベルに向けて作品作りを目指していく事も 大事な要素です。そのための人材育成は、アニメ界を牽引してきた私の急務であると考えています。NUNOANI塾ではプロデュース的な見識とディレクター的な見識を多くのアニメスタッフ、またこの業界に近しい人たちに伝えたいという目的で2年前に発足しました。プロデューサーやディレクターになるためのプロレベルの教育を行い、将来日本のアニメ界を牽引していけるような、そして世界に通用する作品を作っていける人材を育てます」と記している。

NUNOANI塾 公式サイト
http://nunoani-project.jp/