2012年3月23日から25日、フランス・パリの
フォーラム・デ・ジマージュ(Forum des image)にて「川本喜八郎とユーリー・ノルシュテイン」(Kawamoto – Norstein)と題されたイベントがおこなわれる。

フォーラム・デ・ジマージュは、1988年にビデオテーク・ド・パリ(Vidéothèque de Paris)という名称で設立されたパリ市立の映像センターで(1998年に現在の名称に改称)、映画、アニメーション、実験映像、広告映像、ドキュメンタリー、テレビ番組など、映像分野を包括的に扱う。多くの映像をアーカイブ化することで、来場者に対し個人的な鑑賞の機会を設けることを目的としている。上映ホールも5つ設置され、アニメーションに関連するイベントも定期的に開かれており、今回のようにフランス以外の作家も取り上げられることが多い。

今回のイベントは、
フォーラム・デ・ジマージュのプログラマーであるイザベル・バニーニ氏とアニメーション研究者で東京藝術大学非常勤講師のイラン・グェン氏による共同企画である。2010年に逝去した日本を代表する人形アニメーション作家の川本喜八郎(1925-2010)と、生前、川本と交流の深かったロシアの切り絵アニメーション作家ユーリー・ノルシュテイン氏の活動をあわせて紹介するもので、両者の主な作品や、川本が監修し、ノルシュテイン氏が作家として参加した連句アニメーション『冬の日』(2003)などの上映がある。現地にはモスクワよりノルシュテイン氏が訪問し、3日間にわたって、上映時のトークやシンポジウムなどに参加する予定となっている。

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フォーラム・デ・ジマージュ公式HP(フランス語・一部英語)

http://www.forumdesimages.fr/

フォーラム・デ・ジマージュ公式HP内のイベント特集ページ(フランス語)

http://www.forumdesimages.fr/fdi/Festivals-et-evenements/Kawamoto-Norstein