東京ゲームショウの併設イベント「センス・オブ・ワンダーナイト」(主催:一般社団法人コンピュータエンターテインメント協会/日経BP社)の企画受付が2012年7月8日まで行われている。過去の受賞作品から商品化されたタイトルも登場するなど、国際的な注目度が高まっているイベントだ。
同イベントは「見た瞬間、コンセプトを聞いた瞬間に、誰もがはっと、自分の世界が何か変わるような感覚=センス・オブ・ワンダー」を引き起こすようなゲームのアイディアを発掘することが目的。今年で5回目の開催で、前回は17の国と地域から74件の応募があり、海外6作品を含む10作品のプレゼンテーションを実施。会場には約250名が詰めかけた。
インディゲーム(独立系ディベロッパーが開発・販売するゲーム)のコンテストは世界中で開催されているが、本イベントの特徴はゲームが完成している必要はなく、デモやムービーでも応募可能なこと。そのため毎回、奇想天外なアイディアが見られる。
業界関係者の注目度も高まっており、液状のボールを投げつけて壁を浮き上がらせ、出口を探す「The Unfinished Swan」は、ソニー・コンピュータエンタテインメント・アメリカからPS3向けに発売が決定した。本作は2008年度(第1回)の受賞作で、本イベントを経て商品化された第1号のタイトルだ。
他に「Moon Stories」(2008年度)、「Hazard — The Journey Of Life」(2009年度)の2タイトルが、世界最高峰のインディゲーム向けコンテストと言われる「インディペンデントゲームフェスティバル」で、2012年度の受賞作に輝いている。2012年度もどのようなタイトルが登場するか、今から注目だ。
センス・オブ・ワンダーナイト2012
http://expo.nikkeibp.co.jp/tgs/2012/exhibition/exhibit/sense.html