藤津 亮太2012年7月20日 更新
武蔵野美術大学美術館・図書館では、2012年8月25日まで「夢みる人 今 敏」展を開催している。2010年に若くして亡くなったアニメーション監督・マンガ家の今 敏は、同大学視覚伝達デザイン学科の卒業生で、2008年からは本学映像学科のアニメーション分野の客員教授も務めていた。今回はマンガ、アニメーション関係の資料などを展示し今 敏監督の歩みを振り返る。
展示される作品は学生時代の作品からアニメーション制作の資料まで約70点。学生時代の作品は、デッサンや油絵、課題作品や卒業制作など。マンガ家の作品としては『セラフィム 2億6661万3336の翼』『OPUS』『海帰線』など約10点。そしてアニメーション監督としては、監督デビュー作『PERFECT BLUE』から遺作となった短編『オハヨウ』まで6作品に関する資料を展示する。今 敏監督の歩みを総合的に振り返ることのできる貴重な展覧会となっている。
藤津 亮太2012年7月20日 更新