東京・広尾のチェコセンターにて展覧会「イジー・トゥルンカ 想像力に魅せられて」が開催中である。

この展覧会は、チェコ・アニメーションを代表する巨匠イジー・トゥルンカ氏(1912-1969)の生誕100周年を記念して世界各地のチェコセンターで行われるもので、2012年2月のチューリッヒを皮切りに始まり、モスクワ、ソフィア、東京、マドリッド、ウィーン、ブカレスト、ハーグといった都市を巡回する。

7月13日から始まっている東京のチェコセンターでの展示は、トゥルンカ氏の活動を概観するポスターパネルが中心となっており、人形アニメーションはもちろんのこと、絵画や彫刻といったこれまであまり知られることのなかった芸術活動についても言及されている。ポスターパネルの他にも、イジー・レホヴェツ監督による1967年のドキュメンタリー映画『イジー・トゥルンカ』の上映や、トゥルンカ氏の手による本の挿絵の原画の展示もある。

日本におけるチェコ・アニメーションへの注目度はいまだに高く、8月8日から27日まで島根県立美術館で開催された「夏休み! チェコアニメ・パーク」というイベントでは、イジー・バルタ監督の最新作『雪女』などの上映があった。

「イジー・トゥルンカ 想像力に魅せられて」は、東京のチェコセンターでは9月27日までの開催。

チェコセンター(東京)内の展覧会情報ページ

http://tokyo.czechcentres.cz/program/more/zhy-shntorunka-xing-xing-lwosbingu1/