読売テレビグループ
3社とアニメ制作会社などは新会社を設立し、来年
4月から北米向け日本アニメ配信サービスをスタートする予定だ。
参加する企業は、読売テレビグループ
3社(読売テレビ放送、読売テレビエンタープライズ、エイデック)とアニメ制作会社の竜の子プロダクション、手塚プロダクション、ぴえろ、それにコンテンツ管理の
Quarkproを加えた計
7社。共同出資で
LLP(有限責任事業者組合)
ANIME SOLOSを設立して、配信事業を始めるという。
現在、北米地域のアニメ配信では、テレビ東京と提携して同局放送の作品を配信するクランチロールが、秋に会員
10万人を突破している。今回の事業は同社と競合することになる。
ANIME SOLOSの特徴は放送局と複数のアニメ制作会社が手を組んでいる点。特に手塚プロダクションと竜の子プロダクションは、自社で権利を保有する作品が多く、ハンドリングしやすいタイトルが多い。放送局と制作会社が直接配信に関わることの強みが今後どのような形で出てくるか注目したい。
また
ANIME SOLOSではクラウドファンディングの機能を盛り込み、視聴者から支援と賛同金を募り、将来的に
DVDなどパッケージ化や商品化も目指しているという。