韓国マンガ映像振興院(Korean Manhwa Contents Agency、略称KOMACON)は、ソウル近郊の富川市(プチョン市)を拠点とし、韓国のマンガ産業・文化振興を目指す公的機関だ。
先日KOMACONによる日本進出支援事業を紹介したが、今回はフランスへの進出支援事業。
2013年1月31日から2月3日にかけて開催される第40回アングレーム国際マンガ・フェスティバル(Festival International de la Bande Dessinée、略称FIBD)では韓国が特集されることになっており、それに合わせてフランス市場へ売り込む韓国マンガ約20作品を募集している。
対象は韓国のマンガ家およびマンガ関連企業とされており、審査に通過した作品は図録に掲載され、商談会場での実物展示や商談代行も行う予定とのこと。
5年以内に出版された単行本、あるいは同分量の連載作品が審査対象となっている。
審査は4項目に分けて行われ(計100点)、事業の趣旨との適合性(10点)、作品受容性(独創的/大衆的、25点)、作品制作能力(作画力/演出力、25点)、現地市場適合性(40点)のうち最低70点以上が必要とされている。
フランスでの韓国マンガ認知度は上がってきているとはいえ、それほど情報が豊富であるとは言いがたい。このような官主導のプロモーションがどれほどの効果を得られるのか、興味深い。

韓国マンガ映像振興院による「フランス進出支援事業」募集要項
http://www.komacon.kr/bbs/bbs_view.asp?board_id=notice&gubun=&cate_no=&idx=2323