明治大学米沢嘉博記念図書館では、2013年2月1日から6月2日にかけて、「すがやみつる展:『ゲームセンターあらし』とホビーマンガ」が開催される。

すがやみつる氏は、江波じょうじ氏やジョージ秋山氏、故・石ノ森章太郎氏のアシスタントを経て、1978年に『ゲームセンターあらし』を「コロコロコミック」で発表し、当時の少年たちに大きな影響を与えた。

とりわけ石ノ森氏には『仮面ライダー』のコミカライズを任される中で直々の指導を受け、すがや氏の自伝『仮面ライダー青春譜:もうひとつの昭和マンガ史』によれば、「うちにはアシスタントがたくさんいたが、弟子といえるのは、すがや一人だけだ」と言われたという。

元マンガ編集者、小説家、マンガ原作者としての顔も持ち、モータースポーツ、無線、パソコンといった幅広い趣味を持つことでも知られる。最近では早稲田大学で「マンガ初学者のための4コママンガeラーニングコースの設計と実践」によって修士号を取得、京都精華大学マンガ学部に2013年度から新設されるキャラクターデザインコースに専任教員として就任する予定だ。

米沢嘉博記念図書館で開かれる展示では、『ゲームセンターあらし』や『こんにちはマイコン』といったすがや氏のホビーマンガに焦点をあて、マンガ原稿と共に、マンガに描かれたホビーアイテム(アーケードゲーム機、マイコン、ラジコンなど)自体が展示されるとのこと。

2013年2月16日と3月16日にはすがや氏本人を迎えたトークイベントも予定されているので、詳しくはホームページを確認してほしい。

「すがやみつる展:『ゲームセンターあらし』とホビーマンガ」

http://www.meiji.ac.jp/manga/yonezawa_lib/exh-sugaya.html