コンテンツプラットフォームを運営するドワンゴと、「ヱヴァンゲリヲン新劇場版』シリーズの制作をするスタジオカラーは、短編アニメーションのシリーズ企画「日本アニメ(ーター)見本市」をスタートさせる。2014年10月26日にカラーの庵野秀明監督が発表した。第一弾の『龍の歯医者』は11月7日に公式サイト・公式アプリを通じて公開する。以降毎週金曜日に新作がアップされるという。
『龍の歯医者』は小説家・舞城王太郎氏が監督を、鶴巻和哉氏がアニメーション監督を務める。また、アニメーションキャラクターデザイン・作画監督は亀田祥倫氏が担当する。今後『龍の歯医者』に続いて、30本程度の配信を予定。公開の翌月曜日にはスタッフが参加して作品を振り返る「日本アニメ(-ター)見本市-同トレス‐」も配信されるという。なお題字を描いたのは宮崎駿監督だという。
同企画についてスタジオカラーの庵野秀明監督は「日本のアニメーションが持っているイメージの面白さの追求と拡散、自在な表現の深化と多様化、個々の才能の確認と開拓、そして何より日本のアニメ(ーター)に内在しているであろう、未来への夢と可能性を信じるべく、本短編集を企画立案いたしました。このささやかなレジスタンスが、一人でもより多くの方々に御支援、御賛同いただけると幸いです。何卒、よろしくお願いします」とコメントを発表した。
「パッケージソフトを売る」というビジネス上の制約を解き放ったところで、いかにクリエイターのクリエイティビティが発揮されるのか注目の企画といえる。
「日本アニメ(ーター)見本市」公式サイト
http://animatorexpo.com/