バンダイビジュアルはこのほど、スマートフォンやタブレット向けの映像配信サービス「BANDAI VISUAL+」をスタートすると発表した。アプリソフト「DISC PLUS」を利用するデータダウンロード型のサービス。サービス開始は2015年4月24日12時から。第一弾として2月28日より上映がはじまった『機動戦士ガンダム THE ORIGIN I 青い瞳のキャスバル』がリリースされる。

バンダイビジュアルは、これまでグループ会社であるバンダイチャンネルを通じて同社が関わった作品を配信してきた。ネット上のアニメの配信については、ストリーミング方式が主流で、データダウンロード型は主流ではない。しかしストリーミング方式は、常時ネットへの接続が求められ、自由に見られるのは一定期間内だけ。価格は配信よりも高くなるが、一度購入してしまえば見たいときにいつでも見られるダウンロード方式は、その点でオフラインでも楽しむことができる。

アニメファンはコレクター気質で「作品を手元においておきたい」気持ちが強いと言われる。ダウンロード方式はそうしたニーズに応える側面もあり、将来的には長期低落傾向にあるBlu-rayなどのパッケージ販売ビジネスの転換先としての可能性も秘めている。

既にitunesやAmazonなどではダウンロード方式を展開しているが、そうした流れが今後、アニメ視聴にも定着するかどうかが注目だ。

BANDAI VISUAL+
https://www.bandaivisual.co.jp/bvplus/