国際学術誌「メカデミア」(Mechademia)が、第10号の原稿募集を開始した。「メカデミア」は日本のアニメ・マンガなどポピュラーカルチャー一般を対象としており、ミネソタ大学出版局より現在6号まで発行されている。同誌は毎号ごとにテーマを設定しており、第10号のテーマは「世界の刷新——反事実的歴史、並行宇宙、可能世界」(World Renewal – Counterfactual Histories, Parallel Universes, and Possible Worlds)。2011年3月11日の東日本大震災および福島での原発事故後を背景に、アニメやマンガにおける現実とは異なる世界のあり方への想像力が、今の日本の現実にどう活かしうるのかという視点での論考が求められている。

締切は2014年1月6日(「メカデミア」では手塚治虫をテーマとする第8号の募集を2012年1月9日に終了したばかりである)。原稿は英文5000ワード以内という規定があるが、投稿は研究者以外にも開かれ、フォーマットから外れた創造的なかたちでの投稿もまた考慮されることになっている。

「メカデミア」第10号投稿募集のお知らせ

http://mechademia.org/2012/02/call-for-papers-mechademia-10/