2013年3月21日から24日まで開かれた「東京国際アニメフェア(TAF)2013」の実行委員会は、4日間の来場者数を10万5,855人と発表した。前年を7%上回ったこの数字には、後半2日間のパブリックデーの来場者増が貢献した。

「東京国際アニメフェア2013」はアニメの振興と発展を目的にスタートし今年で12回目。期間中の前半2日はビジネスデーとして、アニメの国際見本市として内外のアニメビジネス関係者が訪れる。今年のビジネスデーの来訪者は、国内来場者数は2万3,122人(1.2%減)、海外来場者数が900人(40.5%減)。海外来場者数が大きく減ったのは、昨年まで大規模に出展していた中国の関係者が、昨今の国際情勢を反映して参加を見送ったためと思われる。

一方、パブリックデーは来場者数は8万1,441人と前年比9.8%の増加。これにより来場目標の10万人を越えることができた。

2012年より競合要素のあるイベントとしてアニメコンテンツエキスポ(ACE)が始まった。こちらはアニメファンをターゲットにしたファンイベントで、2013年は3月30日、31日の両日行われる。今後のTAFとACEとの棲み分けを考えた時、国際見本市でもあるTAFTAFは、パブリックデーの動員もさることながら、ビジネスデーの充実と来場者数増こそ大きなポイントになってくると思われる。

東京国際アニメフェア2013・来場者数速報(pdf)
http://www.tokyoanime.jp/assets/files/pdf/TAF2013_0324_visitors.pdf